2018年12月13日

ミドルセレでいい感じにケイセンが運用できた話

この記事はオリエンテーリングAdvent Calendar 13日目の記事です。
坂野です。裏Adventが空白秒読みですね。前倒しでもいいので書けた人から埋めていけたらいいなと。私も急ぎでこの記事を仕上げました。その割に長い(約八千字)。
オリエンティアAdvent Calendar 1日目の記事はいかがでしたでしょうか。この記事も前の記事と似たような、最近のお仕事の話になります。生きるのは大変なので宣伝に必死です。

2018年度日本学生オリエンテーリング選手権大会ミドル・ディスタンス競技部門 北海道・東北地区及び関東地区代表選手選考会 兼 2018年度関東学生オリエンテーリング選手権大会個人戦 通称「関東北東ミドルセレ」(それでも長いので以下「ミセレ」)で計算センターパートチーフ(以下「計セン」及び「パトチ」)を務めたので、これの引き継ぎを兼ねた運営記録を公開したいと思います。全体としてスムーズな運営で、計センも参加者には割と好評、ちょっと不手際はあったものの、公認大会かつセレにふさわしい堅牢な計時環境を構築できたと思っているので、他大会でも参考になれば幸いです。

計センの役割と基本業務については仁多見さんの記事(2017/12/052017/12/11)で詳しく述べられているので、このミセレにおいての準備や運用について述べることとします。

IMG_1027.jpg
ここに7時間くらい滞在した。1日中雪がちらつくクソ寒い日だったが全運営者中で最も暖かい場所だったと思う。だから計センはいいぞ!



1.参加者情報の確定まで
計センパトチを拝命し、コースなどを見る。試走に1度行って短いコースを1本走って、あとは電波確認やレイアウトの相談等を行う。フィニッシュと会場が遠い場合会場読み取りだと大量の読み取り忘れが発生してしまう。さらに、セレかつ関東インカレなので成績確定を急ぐために計時はフィニッシュ後すぐで行いたい。計セン予定地は自動車が入れる道かつ長時間駐車可能な待避所になるようコースプランナーにフィニッシュ位置を調整してもらう。
大会の20日前にすべてのクラスで申込締切。締切から約3日かけてエントリー担当者が参加者からの個別の修正依頼や、各種間違いの修正や、一部の参加者への確認をとり、全データを1枚のエクセルに統合。その後、クラスごとの参加者数を見て競技責任者(以下競責)とコース設定者(以下プランナー)がコース数やコースのパターンやクラスの統合等を調整開始。競責とプランナーとスタートパート(以下スタパ)チーフも関わりつつ、大会10日前にスタート地区のレーン数とレーンごとの出走クラス設定を確定。以後の参加者情報の統合エクセル(マスター)の管理はエントリー担当者から計センパトチの私に引き継がれる。同時期にエントリーリストとプログラムが掲載される。これを受けたエントリーの修正に対応しながら、スタートリスト(スタリ)作成を進める。


2.スタートリスト
スタリの作成、特に関東学連M21Aクラスのレーン分配は毎年難航を極める厄介仕事で、240名という参加者数の多さからコースを2種類用意し参加者を2分割するがレーンごとのセレ通過人数は同じという条件から、参加者の実力に応じて公平に分配されるための各種規約が存在している。インカレロングMEクラス出場者は半分ずつにとか、大学内で半分にわけなきゃならないとかそういうやつ。インカレロング成績をもとにvlookupを駆使してミセレ参加者とインカレロング成績を紐付け、セレ参加者のうちインカレロングのME、各クラス入賞者、さらに上位者も半分になるよう分けた(はず)。さらにそれが大学内で2分されるようになんとかした。これでコースと時間帯の参加者分配が終わったのであとはrand関数でスタート時刻を参加者に割り振る。しかしそのままだと同所属の選手が連続してしまい公平性に問題があるので、隣接者を入れ替えるなどして手動で調整。これが9日前くらい。スタート時刻割り振り後にレンタルEcardの使用者割り振りも行う。すべての作業は1つのマスターエクセルだけで行い、ゼッケン印刷用や公開用や計セン用にファイルを分ける場合は必ず最新のマスターから分岐させる。タブの分岐も不必要に行わない。もし分岐後に修正を加える必要が生じた場合には、分岐されたすべてのファイルで慎重に修正を加える。


3.ゼッケン印刷
公認大会かつセレという重要なレースなので、参加者把握とバックアップ計時のため、ゼッケンを使用することは初期から確定していた。愛宕山はテレインが道路に囲まれていないので行方不明者捜索と特定にも役立つ気がする。スタリの作成中にエントリーの修正依頼連絡等もあったが、大会の8日前に行われた準備会でゼッケンを刷るためにこの対応も締め切って参加者情報は一旦確定とした。ゼッケンにスタート時刻やレーンを表記したかったため9日前の段階でスタート時刻は確定していたが、公開用にレイアウトを調整し各責任者の承認ののちゼッケン印刷翌日にスタリを公開。これがちょうど7日前。ゼッケンナンバーは視認性や緊急時の計セン入力作業時間の短縮を重視し、多くのクラスでは3桁。しかし下二桁を時刻と対応させた数字にしてほしいというスタパと競責の希望により、一部クラスで4桁を採用。参加者数約600人の大会なので時刻との対応を完全無視した連番なら3桁で乗り切れるが、時刻と対応させると下二桁に61〜99が使用不可能かつレーン数が5以上だと上の桁も1桁では足りなくなるので4桁を採用せざるを得ないクラスが生じる。
今回は私が計センパトチかつ業者としてデータを準備しゼッケンを作っていたのでギリギリまで修正依頼等の編集を行って、入稿日基準は無視して最安値で料金を請求したが、業者としてはゼッケンデータの入稿はもっと日数に余裕を持つべきだった。私のHPにある通り、最安値は受け取り希望日の5日前なので、時間や予算に余裕が無い場合(つまり多くの大会)ではゼッケンにスタート時刻やレーンを印刷することは難しい。


4.配布物袋
8日前の準備日に、その場で刷ったばかりのゼッケンを、約50ある大学別と100人を超える個人参加者の配布物袋に分配する。大変な作業なので5人がかりで分配し袋詰めする。大学別配布物袋にはレンタルカードの使用者リストを入れるために1枚1枚リストを作成して印刷し、これを表紙として袋詰めする。配布物袋を中の見えない封筒にすると封筒表面に団体名や参加者氏名を印刷する手間が生じるため、透明チャックポリを使用し、ゼッケンの氏名やレンタルカード使用者リスト記載の大学名を外側から見て参加者が手にとれるようにした。封筒への記名や印字は手間ではあるが、ゼッケンへの記名やレンタルカード配分が間に合っていないと透明チャックポリ使用は効果がない。


5.現地入り準備
大会2日前の夜に車1台で現地入り。関東シーリング三銃士の一人として数百枚の封入を行う。眠気覚ましにAmazon Musicでワークアウト用EDMなるプレイリストを流しながらハイテンションで作業を行う。翌日朝に全レンタルEcardの動作確認、配布物袋へのEcard分配とバックアップラベルの袋詰めを指揮。この段階でようやくケイセンファイルの作成に着手。ずいぶん準備が遅いが、すでにスタート時刻やレンタルカード割り振りを済ませたマスターデータがあるので、そこから計セン用のスタリファイル作成は早くできる。コースのOCADデータから計セン用コースデータも作成した。すぐ外で同時に行われているユニットの動作確認とコントロール組み立て中に決定したダブルユニット番号やフィニッシュユニット番号や動作不良ユニット交換などの修正を競責が対応し、それをもとに計セン用コースデータへ反映する作業を行う。設置後の午後に試走を行うメンバーと対応するコースの割り振りが済んだので、これを競技者扱いにしてデータに統合する。これで試走結果が競技者と簡単に比較が可能になる。これは後で問題になる・・・
精鋭部隊の設置中にヤマカワハウスで数人が配布物袋詰め作業を引き続き行い、設置メンバー以外も正午過ぎには全員テレインへ移動。設置終了後に試走が行われ始めた頃に私はフィニッシュへ到着。試走の読み取りを開始した。珍しいことに、全コースで問題は生じなかった。たいていここで1つ以上の問題が起きて、コースデータ作成のミスが判明する。今回はうまくいっているようで幸先がいい。
夕方以降は風呂夕飯買い出し。再集合したあとは地図や配布用位置説明表の確認作業と全体ミーティング、パート別ミーティング。それらが終了した部門から徐々に飲み会が始まる。このあたりではAmazon Musicから長時間ドライブの眠気を覚ますEDMプレイリストを使った。2地区の合同運営なので、個々人にとって知らない人が半分くらいはいる実行委員会だったが、親睦になったと思う。純コーラワイン風味が開発されていた。寝るのは遅くなった。

20181208_181212_0045.jpg
突如出現した謎のマスコットキャラ、あたごん


6.大会当日計センの設営
翌朝、大会当日は6時半起床。車で計算センターの位置に移動して駐車8時。計セン環境を構築してクラウドにも接続、8時半。会場計セン担当者のPC1台とも接続完了。計セン環境と、こう構成されている理由を説明したい。

全体図.png
サブ計時は押すとレシートに時間が出るやつ。確実だが機械の故障や連続フィニッシュに弱い。人間を介するので記録ミスも多い。emitでの電子計時読み取りが失敗したとわかればすぐにレシート千切って計セン持っていって確認ができるのでそこは強い。
サブサブ計時はサブ計時の漏れを埋める。近くに役員はいるが基本放置なので雨や風や蹴り飛ばしに弱い。電池切れやメモリー切れや操作ミスのリスクがある。録画終了後にようやく確認ができるので即時性はない。ので、セレクラスへの即時対応は厳しい。
レンタルEcard使用者は読み取り時に警告音が鳴って回収に気がつくような設定をしていたが、ペナだと警告音とは別のペナ音が鳴るので回収漏れが発生し得る。特に普段部内のレンタルカードを使っているが今回は運営のレンタルカードを使っていてわりとペナする下級生が複数いた某大学と某大学では計センでの回収漏れ(というかレンタルしたものなので返してほしい旨を説明しなきゃならんという状況)が多く発生してしまった。EMIT使用時はマイカードがマジョリティなので、持ってるならマイカードか部内のカードを使ってほしいというのが計センからのお願い。

車内.png
長時間のインバータ使用は車のバッテリーが上がる危険、長時間アイドリングのガソリン消費が読めない、アイドリングでも騒音と排気ガスは不快といったことを考えて、私が持っている専用のバッテリーを使った。100%充電で434Whの容量がある、AC100V・USB5V・DC12V出力対応のリチウムイオンバッテリー。PCが10-30W、携帯(テザリングと画面付けっぱは電池めちゃ食う)が2-5W、モバイルプリンター動作中は10-14Wくらいなので常時最高パフォーマンスでも10時間くらい持つのかな。今回は約6時間動作して3割の消耗だったのでこの計セン構成程度なら20時間は持ちそうです。ちなみに車のバッテリー容量を今調べたらざっと300Whくらいはあるようなので、まあインバータでも良かったのかも。
予めカード備考欄を設定し、読み取り時のOK音・ペナ音・カード回収音を設定しておいた。PC内蔵スピーカーだとこれが聞き取れないので、電池式スピーカーを接続。参加者へのタイム読み上げは面倒なので、テザリングにも使用しているiPhoneを窓に貼り付けて、マルカクラウドブラウザ版機能を使用した読み取り情報表示を行った。リーディングユニットのすぐ隣においていたため気づかれやすく、表示も読み取り後0.5秒以下くらいと優秀で、読み上げの手間が省けた。ただ他の情報を見ようと参加者に画面を操作されると、表示が変わって戻らなくなったり、というかテザリングにも使用中の私の携帯なので普通に良くない。立ち止まられるので読み取りが進まないこともあったのでちゃんとしたディスプレイが用意できればもっと便利だったかと思う。

7.計センの運用
朝ポ確(全ユニットの動作確認と設置以降コントロールに変わりないかの確認)から帰ってきた役員のEcardを読み取る、9時。ここでも動作に問題はない。フィニッシュ班の設営を手伝ったりしつつ暇になってきた10時頃、某団体がレンタルカードを急遽40枚要求。運営内でレンタルEcardの管理をしているのは私なので各パートに散らばる予備カードとハウスに残るカード枚数を報告。会場に集約してあとの処理は競責や会場計センが頑張ったようだ。絶対に使わないと思ってハウスにカードを置いてきたのが仇となった。
そうこうしているうちに11時半ころ参加者のフィニッシュが始まるので読み取りを行う。問題が生じはじめる。
・プリンターが停止
USBで充電していたのだが、30枚ほど刷ったあたりからACアダプター接続を要求して印刷が停止した。パソコンに接続していた電源を抜いてプリンターに接続した。パソコンは以降は内蔵バッテリーで駆動させた。モバイルプリンターは内蔵バッテリーとUSB給電では1日持たないようだ。タコ足を持っていけばよかった。
・パソコンが再起動
4年以上使ったパソコンの調子が悪くなってきて、物理的に衝撃を受けると電源が落ちてしまうことがある。Mulkaは更新を常時保存してくれるので、再起動できればとりあえずは問題はない。クラウド接続中でサーバー機だったので競技開始後はスタート班や会場計センに迷惑がかかってしまうところだったが、立ち上げ直後だったので問題はなかった。狭い車内で人間が動くときにPCを落とさないよう膝上すぐPCではなく間に板を敷くなどした。新しいPCがほしい。
・コーヒーをこぼした
PCには少しかかったが問題なかった。ズボンと座席が濡れた。ごめんなさい。
・プレートコンパスが車に当たる
プレコンとEcardを同じ腕につけている人が、読み取りの際にコンパスをぶらぶらさせて車のドアにガコンガコンぶち当てていてやめてーーーってなった。なんかで車を保護すべきだった。車の所有者いわく良いコーティングをしているからそれくらいなら傷つかないそうだがさすがにヒヤッとする。
・順位確定が正常に動作しない
試走を競技者扱いにしてデータに統合したためか、当日の読み取りで順位確定が正常に動作せず、順位変動が起きたことになって注意検討事項エラーが大量発生した。試走をすべてDNSにして戻した。
・Ecardの入れ替わり
同クラブの2人のカード情報が入れ替わっていた。貼ってあるナンバーは確かに本人のものとあるが、内蔵データの番号とは異なっていた。読み取り履歴を開放、まだ帰ってきてない方の人のカード登録番号を消去して、今読んでいる人の番号を新しく入力して、再読み取り。そんなことあるんかい!ってなった。
・カード番号の入力間違い?
カード番号が登録と間違っていて正しく読み取れない。ゼッケン番号で本人特定して紐つける。申込時の入力間違いだったり、参加者が予定と違うカードを持ってきてしまったり、会場でレンタル変更したのが反映されていないとか。まあこういうことはわりとある。
・Ecard完全死
1名あった。読み取っても反応がないのでペナレポートも出ず、どうしようもないのでラベルをもらって名前を書いて管理しておき、時間に余裕ができてから別の人のバックアップラベル表示からペナチェックを行った。が、空いている穴を見落としていて正しいのにDISQ処理してしまった。帰宅後指摘を受けて全コントロール通過を競責が確認。私が持っていたレシートとビデオは両方が見事に動いていたため、正確なフィニッシュ時刻を割り出してラップを修正した。そもそも電池切れが稀で、バックアップラベルに全コントロールの穴が残るパンチをできる人は意外と少ないので、サブ計時はめったに使うことにならない。仕事の意味が全く生じないかもしれないサブ計時が役に立つと嬉しい。
・大量の競技時間オーバー
2時頃から帰還者が激減し、未帰還者がなかなか減らない。多くは競技時間オーバー。以降の帰還者には競技時間という概念の説明やお小言を添える。ていうか初心者は腕時計つけよう。
・未帰還者対応
フィニッシュ閉鎖と撤収開始予定時刻の15時。帰ってしまっている可能性から会場に残っている同クラブの人に問い合わせ&いない人には申込情報にある番号へ電話をかける。事故や怪我などの想定をしつつ捜索計画が組まれ、大捜索を始める寸前であったが、結局見つかったので良かった。計セン不通過について、列整理の役員が1名いたが、フィニッシ後に確実に計センを通るよう、レイアウトのさらなる改善が求められる。1人読み取りだとトラブル対応で待機列が伸びることを考慮してフィニッシュから少し遠ざけたが、フィニッシュから計センが目視できるくらいの距離が良かったかもしれない。


8.後片付け
カードからラベルを剥がす作業、カードを洗って乾かす作業、カードを番号順に並べて回収漏れを確認する作業。回収漏れと、ゴミ袋へカードの混入があった。郵送してもらうなどする。ゴミ袋とカードは近くにおいてはいけない。成績のアップロードをする。以後は資材片つけやゴミ捨て、テープ巻きなど手伝う。私は今回は抜けたのでこの項目はだいたい会場ケイセンにやってもらった。データの齟齬が生じないようにできれば計センPCは成績公開までサーバー機とオンラインにしておく。
早大OC・東大OLK・東北大あたりの人はほぼマイカード、ペナや競技時間オーバー等も極めて少ないかいない傾向を感じた。しかしいくつかのクラブに対しては、マイカードを忘れず持ってくる、競技時間を守る、フィニッシュ後は計算センター通過する、レンタルカードは返却あたりのルールをクラブ内で周知していただきたい。あとOCとOLTの後片づけ協力はとても助かりました。おかげでかなり早く家に帰れました。

9.番外編
いまスタート方法についての議論がイベントアドバイザーを中心に盛り上がっています。スタートとはどの動作を指すものなのか。地図を持った瞬間、地図を見た瞬間、指定された時刻、ラインを跨いだ時刻、SIをパンチした時刻、Ecardをリフトアップした時間など。これらすべての要素がスタートの条件でありながら、すべてが同時にできるわけがないという矛盾。しかも競技規則ではそのへんを濁していてよくわからない。
計セン的な視点ではEMITならリフトアップ、SIならパンチングスタートが楽です。絶対的なスタート時刻と前後数秒ずれたところで参加者の競技タイムは変わらないからです。もちろんスタートとパンチングフィニッシュが参加者側の責任と言えるようなわかりやすいレイアウトは必要になります。このスタート方式のときは、地図は地面においておいて、計時の開始後に持つというようなルールは必要ですね。
パンチングスタートの場合、1分前枠の参加者がユニットに触れるとスタートとなってしまうので、反応しないよう1mくらい離して置かなければなりません。これで地図が参加者のセルフピックアップ方式だと、パンチング前に地図を見ることが可能になってしまうので、役員がSIスタートステーションの脇に地図を用意すべきかもしれません。仕様に関しての間違いがあればご指摘ください。全日本スプリント関連議論がはやく落ち着いてくれるといいのですが。。。
【日記の最新記事】
posted by ばんの at 00:00| Comment(1) | 日記
この記事へのコメント
私も計センの経験者なので、フムフムと共感しています。番外編のスタート、特にSIでのパンチングスタートについて失敗事例を交えて補足してみましょう。いずれも所属クラブの大会での経験です。

・SIのパンチングスタートなのにEMITのリフトアップのように10秒前に差し込んで、チャイマーの音で引き抜いてスタートする人がいました。それも大勢。差し込んだ瞬間の時刻がSIカードに記録されるので、競技者は10秒損します。対策はすぐに引き抜いて正規の時間でもう一度差し込めば大丈夫です。SIカードにはスタート時刻が上書きで記録されます。なお最新のSIカードには前のパンチも記録されますが、あくまで参考用です。

・フィニッシュと会場が離れていたので、オンラインフィニッシュでリアルタイムの速報をディスプレイで表示していたら、SIカードを会場の計センで読み取った時点で順位が変わってしまい、少しクレームを受けてしまいました。速報はスタートリストの時刻で計算し、読取り後ではSIカードに記録されたスタート時刻で計算するからです。Mulkaのコース定義でリフトアップ指定にすると、このようになります。スプリントだったので、数秒の違いでも順位が変わってしまいました。

SIの場合はもともと絶対時間がSIカードに記録されるので、EMITと違ってパンチングスタートは必須ではありません。最近はSIの場合はパンチングスタートをやらないようにしています。

SIのタッチフリーをスプリントで使う場合には、大型ステーションのアンテナタイプの走り抜けフィニッシュも使われています。これをスタートにも使うと、かなり精度よくスタート時刻が記録されるのかな、という気がします。機材と資金を提供するので、だれかアンテナの精度の検証をやってくれないかな?
Posted by Takao Ohba at 2019年01月02日 21:56
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: